消せない試合①
19/20 ブンデスリーガ第19節 バイエルン vs シャルケ
リーグ2位のバイエルンと5位のシャルケの対決、勝ち点は3差
バイエルンにとっては、不振のシーズン序盤から監督交代で復調の兆し
先を行く1位のライプチヒが、同節フランクフルトに敗れた事が分かっている
5位シャルケは勝てば勝ち点でバイエルンに並べる
苦手意識のあるバイエルンでも、一泡吹かせたい想いがあったはず
モチベーションは共に高いはずだった
バイエルンの5-0、完膚なきまでにシャルケを打ち負かす、そんな試合
得点のタイミングが素晴らしい
- 前半早々の1点目
レバンドフスキ
ゴール前でフリーになる方法 - 前半終了間際の2点目
ミュラー
絶妙な2列目からの飛び出し - 後半立ち上がりの3点目
ゴレツカ
勝負を決める技ありのボレー - 駄目を押す4点目
チアゴ
世界一のバイエルンを印象付ける基本のパス&ゴー - 二度と対戦したくない5点目
ニャブリ
理想的なカットインからのミドル
得点が動くといわれるタイミングで得点を重ねる
3点差がついた後も激しいプレスを止めず、得点に繋げる
心を折ったその後も、手を抜かず激しくやりきる、まさに王者のサッカー
このシーズン、バイエルンは独リーグで優勝し、CLを無敗で制覇
(バルサに8-2で勝った事でもニュースに)
クラブワールドカップも取って、史上2チーム目の6冠達成
最強バイエルンを象徴する試合だった
同じ試合を繰り返し見ることで、たくさんの気づきを
我が家ではこの試合を”サッカーの教科書”と呼んでいて、
同じ試合を繰り返し何度も見ることにしている
前線からのプレス、狙いのあるパス、ピタッと止まるトラップ、基本のパス&ゴー、キーバーの守備参加、etc
得点シーン以外も、子どもに伝えたいサッカーのプレーがたくさん詰まっている
まだ拙い視点だけど、気づいたことをサッカーノートに書き出していて、
こんな風にサッカーにと組むことで、いつかきっと、効果が出るはず
この実験、遠藤保仁選手がイタリア・ワールドカップ(1990年)を
繰り返し見ていた、というエピソードからのアイデア
やっぱりダイジェストではなく、1試合を見ることが大切
サッカーの原理原則を感じ取ってくれると良いなあ。