~ 我々はどんな大人に育てたいのか? ~
何故、子どもにサッカーを始めさせたのか
子どもがやりたいと言った
スポーツの楽しみを知ってほしい
公園で少しボールをけらせたら楽しそうだった
近くで習える環境があったから
軽い気持ちで始めさせたサッカーが
我が子の活躍見たさに
もっと良いスクールはないか、となり
ある程度やれるようになると
もっとレベルの高いチームはないか、と移籍を検討し
レベルが上がった環境で
よその子と比較し、「何故できないのか」と感じ
レベルアップのために
ビデオ撮影を行い、失敗分析をはじめ
セレクションという名のお受験に振り回され
いつしか「サッカー楽しむ、スポーツを楽しむ」など、昔の話
家族の最重要プロジェクトとして、全ての週末を注ぐ活動に…
サッカー選手になって欲しかったわけではないし
日本一のクラブチームでレギュラーとして活躍して欲しい訳でもなかった
街のJリーグチームのユニフォームを着てサッカーをしたことが
きっと忘れられない宝物になるのでは、と思ってはじめただけだったのに…
恥ずかしながら数年前の我が家の話
今は、良い距離感でサッカーと向き合えてる
まあ結局サッカー漬けではあるけれど、肩の力は抜けて、悲壮感はなくなったなあ(笑)
頭ではよくないんじゃないかな~って感じているアプローチに対する解
サッカーをする子の周辺の大人の行動を改革していった
スペインの強豪クラブに身を置く作者が
取るべき大人の行動を示してくれるのが本書
加熱しがちな親御さん、必読の書
◇著者について
佐伯 夕利子(さえき ゆりこ)さん
スペインの強豪クラブ「ビジャレアル」のスタッフ
Jリーグ常勤理事
参考動画
◇本のジャンル
保護者:◎ 頭では分かっているのに、ついつい熱が入ってしまう保護者向け
指導者:○ 教えたい想いが強いコーチも一読の価値あり
選手:×
◇主題
選手を見守る大人たちのあり方
育成改革を行ったビジャレアルの発見
参考動画
◇実践したいメッセージ
大人が感情を示すのは、悪いことではない。
ただし、存在や適性、才能、スキルは否定してはならない。
否定が許容されるのは姿勢、態度、取り組み方のみ。
存在を許容し、適性をサポートする
これって本当に良い距離感だと思う
◇おススメ度
少年サッカーとの関連度:★★★★★
少年サッカー保護者向け:★★★★★
練習メニュー :☆☆☆☆☆
少年サッカー選手向け :☆☆☆☆☆
少年サッカーおススメ度:★★★★☆
DVD :なし